越谷の司法書士・行政書士事務所「美馬克康司法書士・行政書士事務所」
(最高裁判所判決昭和42年)
X男は、四国のA市の、中小企業B社経理課に勤めています。
地元の商業高校を、やっと卒業できた程度の能力です。
本人は、大学に行きたかったのですが、高校はどこの大学をも推薦してくれません。
仕方なく一般入試にチャレンジしましたが、30を超える私立大学・学部に全て不合格です。
高校の教員は、「コンクリートに頭をぶっつけるようなものだ」と、大学入試をとめました。
しかし、X男の夢は、大学で多いに遊ぶことだったので、受験したのです。
翌年、翌々年と2年浪人しました。
いずれの年も、40を超える大学を受験しましたが、どの大学も、「お呼びじゃない」でした。
さすがにX男の両親も、これ以上の浪人生活を許しません。
X男の、大学で多いに遊ぶ夢も破れました。
仕方なくX男は、簿記検定4級の資格を生かし、就職したのです。
商業高校出で、簿記4級というのは、大変珍しいことでした。
しかし、X男は、3級以上がパスしなかったのです。
就職先のB会社も、身体だけは丈夫なX男を、現場配置にしたかったのです。
しかし、たまたま経理課の職員に欠員ができ、X男以外に応募者もいません。
「簿記4級?、大丈夫?」と、経理課の職員は皆さん心配顔です。
しかし、X男は、「簿記4級資格を持ってて良かった。資格は人を助ける」と、ノーテンです。
当時は、電卓はなく、すべてソロバンでの仕事です。
X男は、「1、2、3、-----」と、一けたずつ 珠を弾くので、その遅いこと。
まるで仕事になりません。
経理課長は、人事課長に、「X男は、まるでだめお君だ。次を募集してくれ」と、頼みます。
人事課長も、募集をかけますが、あいにくと誰も応募しません。こんなX男ですが、一つだけ得意なのがありました。
歌謡曲とくに演歌を歌えば、抜群の歌唱力でした。
宴会では、みんながX男の歌声に聞きほれます。
X男が、会社の上司からほめられるのは、歌を歌う時だけです。
上司は、「X男君、おまえは道を間違った。会社を辞めて歌手になれ」と、勧めます。
会社を辞めてくれれば、万歳なのです。
X男もその気になり、「オトウ、オッカア、わいは会社辞めて歌手になりたい」と、言います。
しかし、両親は、「まあ、隣町の歌謡教室で、うでをみがいてからにしろ」と、引止めです。
X男は、両親の言葉に従い、隣町の歌謡教室に通いはじめました。
この歌謡教室は、もと歌手が引退して開業したものです。
X男は、「歌謡教室でも、わいは一番うまいだろう」と自信満々でした。
しかし、「井の中の蛙、大海を知らず」です。
X男よりも上手な者が、何人か教室に通っています。
あわよくば、歌手になろうと思っている連中ばかりです。
X男は、「まあ、少しはあいつらに負けるが、わいは『顔』でカバーしてるんだ」と、大きな誤解をしながら、へこたれずに毎週日曜日に通っていました。
歌謡教室には、女性も通っています。
その中のY女が、X男好みです。
X男は、Y女と交際をはじめ、一年後に結婚しました。
Y女は、X男がB社の「お荷物」であることも知らず、出来ちゃった婚です。
運悪く、胎児は死産でした。
それ以後、子供は生まれません。
いつしかX男の歌手への夢も途切れ、解雇されずにB社に勤めています。
X男・Y女が、結婚して20年がたちました。
大酒がたたり、X男の体調がすぐれません。
子供もいないことから、X男は、妻の老後を考えました。
「オトウから相続した山林を贈与するから、お前の老後の生活保障にしろ」と、山林を贈与する旨の意思表示をし、Y女も承諾しました。
Y女は、X男が気まぐれなので、「ねんのため、文書にしておこう」と、思い立ち、X男・Y女間で贈与契約証書を作成しました。
その後、X男は、胃潰瘍で入院生活となりました。
入院中に、X男は、看護師Zと恋仲となりました。
退院してからも、X男とZ看護師の不倫関係は続きます。
Y女は、「女の勘」で、それを看破し、遂に離婚騒動となりました。
離婚訴訟中に、X男は、「Y女に、山林を贈与したが、贈与契約を取り消す」との、意思
表示をしました。
Y女は、「あの山林は、あたいがもらったんだ」と、反論します。
しかし、X男は、夫婦間の契約取消しを主張します。
民法第754条の、「夫婦間でした契約は、婚姻中、いつでも、夫婦の一方からこれを取り消すことができる」との、規定による主張です。
X男の主張は認められません。
理由は、次の通りです。
(1) 民法第754条の、「婚姻中」とは、形式的にも、実質的にも婚姻が継続していることです。相続の初回相談 無料
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